バンツー語系の言語の一種であるスワヒリ語によって書かれた文学。ケニヤ・タンザニアを中心とした東アフリカで発展した。

初期のスワヒリ文学は18世紀初頭にアラビア文字によって書かれていた。イギリスの植民地時代にザンジバルで話されているスワヒリ語が標準スワヒリ語とされ、東アフリカでの教育や出版に使用されるようになった。初期の作品は土着の口承文学やアラブ文学、ヨーロッパ翻訳文学に影響を受けていたが、1934年のジェームス・ムボテラによる「奴隷のための自由(Uhuru wa Watumwa)」を先駆けとして独自の発展を遂げていき、独立闘争・産業化・西洋化・独立後の政治などのテーマを表現するようになった。世俗的な恋愛小説や探偵小説や昔話なども文学の主流ではあるが、政治・社会批判を洗練された筆致で描くような小説もでてきている。


<参考>
Encyclopedida Britannica. Swahili Literature.
http://www.britannica.com/EBchecked/topic/576148/Swahili-literature