アフリカまとめ

アフリカニュース、アフリカ経済、アフリカ政治、アフリカ文化、海外ビジネス、開発経済、国際政治などについて記事を書いています。不完全な記事も多く個人的スクラップのようなものが多いですが何かの役に立てば幸いです。

ベルリン会議

Afrikakonferenz<日程>                       
1884年11月~1885年2月

<参加国>                      
イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・アメリカ・ロシア・オランダ・オーストラリア=ハンガリー・スペイン・ポルトガル・スウェーデン=ノルウェー・オスマントルコ・ベルギー 計13か国+オブザーバーとしてコンゴ国際協会(ベルギーのレオポルド二世の利益代表)

<開催の経緯>                   
コンゴ地域における列強による植民地争奪戦の調停を目的としてビスマルクが呼びかけ。
ただし、より長期の目的としてアフリカ全体の無秩序な植民地切り取り合戦を憂慮した列強が秩序だった植民地獲得のために開いた側面もある。

<結果>                        
・コンゴ地域に関しては、レオポルド二世の私領であるコンゴ自由国を承認、それとともにコンゴ川・ニジェール川の自由航行権を認めコンゴ盆地の自由貿易化を図る。

・アフリカ進出のための二大基本原則を合意。
勢力範囲の原則・・・沿岸部を支配すれば自動的に後背地の所有が認められ、新しい地域を勢力下におく場合は他の列強国にのみ通達すれば認められる。
実効支配の原則・・・新しく地域を勢力圏にいれる場合は、他国の権益を保護できる実効的な権力を立てなければならない。


<参考>
宮本正興・松田基二 (1997) 『新書アフリカ史』 講談社現代文庫
*画像:Wikipedia「ベルリン会議」より

【国別情報】ザンビア

za-mapza-lgflagI. 基本情報                                                         
人口: 約1500万人
面積:約74万㎢(日本の約2倍)
首都:ルサカ
GDP: 260億ドル
一人当たりGDP: 1845ドル(日本の約20分の1)za_large_locator

*世界銀行2013年データより

II. 人口構成                                                         
i) 民族
ベンバ人21%、トンガ人13.6%、チェワ人7.4%、ロジ人5.7%、ンセンガ人5.3%、そのほか47%
ii) 言語
ベンバ語33.4%、ニャンジャ語14.7%、トンガ語11.4%、チェワ語4.5%、ロジ語5.5%、ンセンガ語2.9%、そのほか27.6%
iii) 宗教
・プロテスタント75.3%、カトリック20.2%、そのほか2.7%、無宗教1.8% 
・キリスト教50~75%、イスラム教・ヒンズー教24~49%、伝統宗教 ※左のみアジア経済研究所より

*CIA World Factbookより

III. 歴史                                                                 
「ザンビアの歴史」へ



※画像はCIAより

【熱気】NEC、ナイジェリアで生体認証事業を狙う

who what 5  NECのアフリカでの生体認証事業についてNHK記事とNECのサイトから紹介します。
 南アフリカでの事業についてはNECが成功事例として紹介しているものを参考にしていますのでかなり褒めちぎっておりますがあしからず。

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NECがナイジェリアで役所の住民システムへの生体認証システムの納入を目指している。
1億7000万人で世界7位の人口規模・豊富な原油資源を背景に年7%成長を続け、昨年には南アフリカを抜きGDP規模でアフリカ最大となったナイジェリアで貿易見本市が開かれ、日本企業30社を含む900社が出展した。
その中でNECは顔認証システムを実演し「空港のセキュリティに使える」などの好評を得た。

NECは既にナイジェリア首都ラゴスで指紋認証技術を使った住民登録システムの導入試験を行っている。
国民の多くが60%がいまだに1日1.25ドル以下で暮らしているナイジェリアにおいては効率的な行政システムを確立することも大きな課題の一つだ。このシステムによって個人の失業状況の追跡等が可能になるし、重複登録による年金不正受給などの不正も防ぐことができる。
NECはナイジェリアのすべての州でこのシステムを納入すると息巻く。

それ以外にもNECは世界の各地で生体認証ビジネスを展開しており、南アフリカ内務省では既に2001年から段階的に指紋認証による住民登録システムが導 入されており、それまで書類によって行われていた作業が省略し効率的な行政を実現している。このシステムによるIDが自動車の購入からレンタルビデオまで 南アフリカでは様々な場面で必要とされる。システムの維持管理のための地元の技術者や役人の教育を通して地元経済の潜在力強化にも貢献しているし、多様な人種が暮らし人種間の利害関係が複雑な南アフリカにおいて、このような一元的なシステムで国民を登録することは国民統合のための象徴的な意味を持っている。

参考

NHK World News (2014) "Eyeing the Opportunity in Nigeria" 2014/12/15.
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/worldupdate/20141215.html

NECウェブサイト 指認証システムの導入事例:南アフリカ内務省
http://www.nec.com/en/case/sa/